コミュニケーションを円滑にするには「聞く力が8割」!その真実とは?
みなさんは良く、
「あの人は人と会話をするのが上手だなあ」とか、
「いつも人の輪を広げているよ」
と言うように、
自然と他人とのコミュニケーションを図るのが上手い人を見たことがありますよね?
とりわけ話が上手な人は周りの場をうまく回しながら、
かつ面白い話題で周囲の笑いを取っている、
なんて喋りの天才のような人も(お笑い芸人なんてまさにそう)
みたことがあると思います。
そんな周りを見て、
(自分にはそんな話す力がない、、、)
(周りとうまくコミュニケーションが取れない、、)
(きっと彼らは自分とは住んでいる畑が違うんだ、、)
って意気消沈することってよくあると思うんです。
実際僕も周りに会話が得意な人を見て、
めっっっっっっっちゃ羨ましい
と思っていました。
そんなある日、その話し上手な友人に
「どうやったら人と上手に話すことができるの?」
と聞いて見たんです。
そしたら、
「僕が意識していることはたった一つだけだよ」
と言われました。
それがまさに、「相手の話を聞く力」だったんです。
僕はその「聞く力」を学ぶことによって、
個人的な感覚ですが今までの10倍は話すことが楽になり、
言ってしまえば会話が前よりも楽しくなってきたんです!
今回は「聞く力」について、よりリアルな部分に焦点を当てて行こうと思います。
①そもそも聞く力って?
相手の話を「聞く」と言っても状況によっても変わってきます。
単純に、人の話を「うんうん」って聞いているだけが「聞く」というわけではないんです。
話の流れの中で、特に人と会話している中で、いろんな「聞く」というスキルを求められるわけです。
経営コンサルタントでもある横山信弘さんは「聞く力」を次の3つに分類させています。
● 相手の話に対して、黙ってじっと耳を傾ける
● 相手の話、要望の論点を掴む
● 相手の要求やニーズを整理するために質問を重ねる
こうしてみるとその通り過ぎて、実際にも様々な場面で適用できるでしょう。
実際に、人の話を聞いているときに、「聞く姿勢」は言わずもがな大切です。
そうしなければ、
「ねぇ、私の話ちゃんと聞いてる?(怒)」
と不信感を抱かれてしまいます。
そういう経験も過去にしたこともある僕は、
(やっちった〜〜..................)
ってなってしまうわけです。
こうなってしまえば、円滑な会話をするどころか、
それ限りの関係性で終わってしまうでしょう。
それほど、相手の話に耳を傾けるという行為は、分かっていてもとても大事なことなのです。
②「話す」と「聞く」のバランス
「聞く力」が大事とは言っても私たちはそもそも会話を楽しみたいわけですから、
当然「話す」こともしたいですよね。
ずっと「聞く」だけでは飽きてしまいますし、向こうもあなたの会話が欲しいわけです。
そこで人と会話する上での「バランス」が非常に大事になってくるわけなんです。
僕が友人からの助言と自身の体験で学んだことは、
「聞く8:話す2」
の割合が一番しっくりくることがわかったんです!
例えば、会話の主導権が相手だった場合、
「相手の会話を8割聞いて、2割返す」という意味になります。
逆に、会話の主体が自分だった場合、
「自分が8割話して、2割の返答を待つ」となるわけですね。
そもそも人が生きているこの世界では、8:2のバランスがすごく心地いいことが
証明されています。
一番代表的に言えばこの地球の空気は8割がチッ素、2割弱が酸素、残りが二酸化酸素とか人ってきます。
厳密に言えば最も近郊のとれたバランスが
「78:22の法則」
とされています。(今回はわかりやすくするためキリのいい数字にしました。)
78:22といえば、
地球の海と陸地の比率も海78%、陸地が22%となっています。
さらにこの法則を駆使して戦略マーケティングに利用した企業があるんです。
それはみなさんご存知の「日本マクドナルド」
知らない人はもちろんいませんよね。
マクドナルドを一流企業にさせた藤田社長は、この「78:22の法則」をマクドナルドのオリジナルメニューに組み込んだのです。
人々が度々使う1コイン(500円)に対して、
マクドナルドは「39セット(390円)」を生み出し、
結果的に大ヒットさせることに成功しました。
よくみてくださいこの数字。
お客さんが支払うお金500円に対し、お釣りが110円。
約分したら見事に78:22の法則そのままになるのです。
...いや凄すぎでしょ社長(笑)
有名な社長も、顧客に対する心地よさを見事にビジネスに変えているのです。
話を戻しますが、それほど「話すこと」と「聞くこと」のバランスが、
他人とのコミュニケーションをする上で重要項目であることがわかると思います。
ちなみに実際に僕が実践したのですが、めちゃくちゃ効果があり、
お互い気持ちよく会話をすることができるようになったのです。
みなさんも是非この8聞いて2話すということを実践して見てください!
③聞くことの大切さ
他にも、「聞く」ために必要な力を赤裸々に語ってくれた本があるので紹介します。
数ある、「他人への伝え方」「トークスキル」に関しての文献はたくさん散見されますが、
「聞く」に徹したトピックは未だ少数派のような気がします。
そんな中で私がお勧めするのは、
『「聞く力」こそが最大の武器である』國武大紀(くにたけ・だいき)著
聞く力を養うことで、ビジネスだけでなく人間関係の悩みも解決する、
いわば「最強の人間の構築の仕方」が詰まっている本です。
人の情報を聞き出す時も、
円滑な人間関係を作る時も、
自分を動かし、人生を変える時も、
全てが「聞く力」に関わってくるんです。
今こそコミュニケーションスキルを高めて自分を変えたい!という人に
最適な一冊になっています。
今まで「どう上手く話すか」で悩んでいた人も、
これからは「聞く」ということに注目して、
あなたの新しい会話のスタイルを見つけてはどうでしょうか。
今までには無かった「聞く」という武器を、これから駆使していくことで、
きっとあなたも「本当」のコミュニケーションスキルが手に入ると思いますよ。