「心の筋力」が自分を救う、メンタルが弱いあなたへ
先日、精神的に辛い時にすることについての記事をあげました。
ぜひこちらも併せてご覧ください。
メンタルの強さというのは、はっきり言って個人差があります。
一緒にいる人の中で、
「あの人落ち込んだことってあるのかな・・・」
と思えるほどメンタルが強い人っていませんか?
有名人でいうと、ホリエモンさんや西野亮廣さんなどは、人から何を言われても全く動じないイメージがありますよね。
僕は小さい頃から気が弱く、教室内で会話しているほんの些細な言葉やちょっかいでも大ダメージを受けるほどスーパーガラスメンタルでした。
もう自分の子のメンタルの弱さは一生の悩みとして付きまとってくるんだろうなと、確証はないもののいままでの現実を見た時になんとなく感じていました。
幸いにも、僕は今に至るまでわかりやすいいじめを受けてきたことはなったのですが、特に人間関係や人前に立って何か発表することに過敏に反応してしまっていました。
それを見かねた母が僕にこのような言葉を一言。
「あなたは精神が弱いんじゃなくて、慣れていないだけ。心の筋力をつけなさい」
・・・心の筋力?なんだそれは。
当時中学生だった自分には、その言葉の意味がいまいちピンときていませんでした。
僕は中学時代、体力をつけるためにバスケット部に所属していました。
運動部の中でも上位に入るほどのハードなスポーツです。
練習中に吐いている人たちが山のようにいました。それでも監督は中断するそぶりも見せず・・・それほどきつい部活だったのです。
確かに運動でいう筋肉は、一回その筋肉をいじめて使うことで、次に回復する時には以前よりもパワーアップして回復する。
つまり、「筋肉の超回復」と呼ばれる力が人にはあります。
超回復することで、自分の筋肉は増強されて、体全体がひと回り厚みが増していくのです。
特にバスケのように体を激しく使うスポーツなどでは、その超回復が行われる機会は大幅に増えます。
この超回復の話は運動だけでもなく、精神的にも当てはまるんです。
母が言っていた「心の筋力」とはどういう意味でしょう。
それは、「一回落ち込んでもいいからその状況を乗り越えてみろ」というものです。
・・・なんというシンプル。
けれど、決して打たれても動じるなというわけではなく、打たれたとしてももう一回這い上がればいいという意味なんです。
人はどんな状況でも鋼の精神を持ち続けることはできません。
必ずどこかで限界はきます。なので無理をしてでもその現場に耐える必要はないでしょう。
だから一回逃げてもいい。そこからまた挑戦すればいいだけの話なんです。
母はきっとそのようなことを僕に教えてくれたのでしょう。
これはゴルゴ松本の教えである「漢字の授業」にも繋がっている話ですよね。
詳しくはこちらをご覧ください。
そしてメンタルが強いと言われている人たちは、そこに至るまでの訓練をしています。
一連の流れはこんな感じです。
まずは行動する
↓
精神が落ち込む
↓
もう一度挑戦する
↓
壁を乗り越える
精神が強いと言っても、いくら個人差があるとはいえ、最初から強かったわけではありません。以上の経験を繰り返し繰り返し、時には失敗も重ねながら少しづつ成長していきます。
それを、筋肉の超回復と兼ねて、「心の筋力」を育てていくんです。
そうしたら、いつの間にか大抵のことは物怖じしないようになっていくんです。
僕は初めて、この「心の筋力」の意味がわかりました。
最初からなんでも強い人なんていません。人はいろんな経験を経て少しづつ強くなっていくんです。
スポーツも精神も同じだと考えています。
逃げてもいい、そこからまた立ち向かえ。それが心の筋力を鍛え、自分の強みになるから。
そう信じてこれからも精神が弱い僕ですが、できる限り抗おうと思っています。
みなさん。立ち向かいましょう。