empathizeの日記

人の気持ちを理解したい、もっと人と繋がりたい。最高最強の人になる為のブログ

”絆”は結ぶ紐を探す旅、心をつなぎとめる薬

毎度お馴染みですが、前回までの続きになっております。合わせてお読みください。 

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「Model Production 演劇」の画像検索結果

 

人って体が疲れてくると思考が散漫になり、状況判断をする神経が鈍くなります。

特にハードなスケジュールを何日もこなすとなると、よりその傾向が強くなります。

 

リハーサルをこなして帰ったら即ミーティング、空いている時間に実行委員長の書類整理、場合によっては学校に戻ってサークルの会議にも参加、大会運営するために出場者とメールのやりとりをしながらMPの最後のフル活動に専念、、、

 

正直あの本番までの5日間だけは、確実にサラリーマン並みに激務だったように感じます。十分に寝た記憶がありません。

 

人って極限状態になると何をするかわからなくなるもので、いきなり野外をフラフラしたり、唐突もなく歌ってみたり、叫んだりなぜかわからない所で転んだり。

 

なんか、自分の体が急に重くなり始めていました。

肉体的疲労による疲れなら、中学時代のバスケットと同じで気持ち良く寝てすぐに回復しましたが、今回は精神的なストレスがかなりの限界値に来ていました。

というのも、考えることがMPだけならば僕も割り切ってみんなと共に頑張ることができたはずです。

しかしあの時の自分はMPと実行委員長の2つの仕事を同時に抱えていたため、いま思い返してみても相当大変だったと思います。

 

体が重くなり始めると、今度は頭が痛くなり始めました。

長期間緊張した状態が続き常に頭をフル回転しなくてはならない状況だったので、心の整理どころか頭の整理もできなくなっていきました。

 

そんな時に頼れるのが仲間です。

もうMPのこの人たちは単なる友達とかではなく、同じ夢に向かって突き進んでいく仲間としての信頼を作っていきました。

自分はあまり他人とうまく接することが苦手なタイプで、周りに迷惑をかけてしまうことが多々ありました。けれどそんな自分も最後まで仲間たちが励まし合いながらここまで突き進んできたのです。

 

あのブラックサークルにはこんな感覚はなかったな、、、

 

ふとそんなことを思いました。

仕事量や抱える責任はMPの方が圧倒的に多いけれど、どんなにきつくてもなんとか耐えられるという最終的な生命線は、「仲間がいるかどうか」にかかってくると思います。

 

結局、大会の運営実行委員長の仕事を全うした僕は、その翌日にブラックサークルの退部届を出しました。

人を根本から信用していないサークルに、とうとう痺れを切らしました。

今思っても、あの時の自分の選択は正解でした。自分の身を守るだけでなく、もしそのまま続けていたら「信頼」の仕方そのものを忘れてしまいそうだったからです。

仕事を全うしたという事実があったせいか、先輩方も無理にはもう僕を止めることはしませんでした。おそらくMPで全力で仲間と笑い合いながら取り組んでいる姿を見て、何かを感じてくれたのでしょう。

 

MPの公演は午前と午後に分かれて計4回行いました。

お客さんも毎回2000人ほどくる大舞台です。

特に最後は千秋楽ということで、MPのOBさんたちも駆けつけてきてくれて、一番感動するものでした。

最後は裏方の人たちも全員ステージに出てあのオーディションの時に踊ったダンスを踊りました。

 

「オーディションの時のダンスって、このステージで踊るためのものだったんだ。」

 

伏線の張り方もさすがですよね。

最後まで舞台をやりきった自分は感無量というか、これほどの嬉しさはないだろうという感覚になっていました。

 

みんなでダンスを踊る時、僕は自然と涙が溢れました。

 

踊りながら、今までのMPの出会いから今までを思い返していました。

自動車免許の影響で最初の20日間活動に出られなかったあの時。

活動始めたはいいものの周りのレベルが高くて何をすればいいかわからず挙動不審になっていた自分。

リハーサルで思いっきり転んであわやステージに立てなくなりかけたこと。

飲みの場で初めて自分の状況をみんなに伝えてホッとしたのか号泣したリハーサルの夜。

 

最初に僕は「なんとかやって見せる」と意気込んでいました。

結果として、やはり現実はそう甘いものではなかった。

失敗なんて腐るほどしました。

正直この3ヶ月間本当に悩みました。

MPに申し訳ない気持ちになったり、体が思うように動かなくなったり。

僕の短い人生の中で間違いなく一番大変な3ヶ月だったと思います。

 

けれどだからこそ、自分をここまで全力にさせてくれたMPの仲間のことを本当に心から感謝しています。

そしてダンスを踊りきった後、MPの舞台は幕を閉じたのです。

 

 

「俺たちは絆だ」

それをいうのは簡単かもしれない。

けれど、どんなに人を信頼をしていたとしても、ある日突然その関係が途切れることがある。

今までそれで何度も辛い思いをしてきた。

人に裏切られ、もう立ち直れないとさえ思った日もある。

「一生友達」という言葉が嫌いすぎてそんなことをいう奴は信用できないと決めつけてしまった時期もある。

 

けれどMPは違った。

向こうの方から、信頼の絆の「糸」を、僕に垂らしてくれた。

一本、また一本と、どんどんその糸は増えていってやがて太い一つの紐が出来上がる。

もうこれで自分を支えられるだけの紐ができたとなったら今度はその紐で僕を引っ張ってくれた。

精神が不安定だった僕にとってMPの仲間は何よりの「薬」でもあった。

 

 

自分をここまで引っ張ってくれたのは間違いなくMPの仲間のおかげです。

そして、その3ヶ月で僕は本当の意味の信頼を知ることができました。

今まで失いかけていた気持ちが、MPによって呼び起こしてくれたんです。

わずか3ヶ月という短い時間でしたが、自分にとってかけがえのないものになったというのはいうまでもありません。

 

仲間っていいなあ。

またそう感じられる仲間の旅に出ようと思います。

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