辛い状況になっても一度許すということ
人間いろんな人と出会い、いろんな経験をする中で学ぶことが数多くあります。
それは時として自分の意に反することであったりすることもあるかもしれません。
人が生きている以上、どんな場所でも、どんな状況でさえ、様々な問題に遭遇するということは珍しくありません。学校の出し物を決めるときに意見が割れて、単なる意見交換のはずが白熱してしまった。ということも実際あり得ます。
このことに関しては場所や年齢に問わず、どんな状況でも起こりうることだと思うんです。
少し前の記事で、僕は本来ブラックサークルに所属していて、意見の対立を超えたレベルでの言い争いが耐えませんでした。それも人の尊厳を根底から踏みにじると感じてもおかしくないレベルの事だったので、自分自身短い人生ですが本気で腹を括ったのはこの時が初めてではなかったのかとも思います。
そしてそれと同時に、MPという英語劇団体で素晴らしい環境と人に出会うことができました。
人との絆について根本から考えさせられ、それを舞台という形でその集大成を最高の形で飾る、本当の意味での人と結ぶ「価値」を学ぶ瞬間でした。
その感動を詳しく書いているのはこちらです。合わせてお読みください。
その二つを同時に経験した今、僕にとっての一つの危機が訪れます。
当初から仲良くしていた友人がいるのですが、その人と大切な約束をしていました。これは一緒にご飯を待ち合わせをするという程度の約束ではなく、二人にとっての一つの絆を象徴させるほど大きな約束をしました。
しかし、それは突如として破られるわけです。僕からすると本当の意味で絶対に破られて欲しくなかったところを、一番破って欲しくない人にされてしまったのです。
怒りの前にまず悲しみが僕の感覚で先走りました。僕が今まで賭けていたものがあった分、どうしてこんなことになってしまったのだろう。当時はその現状を見たくはなかったのです。
けれどいつまでたってもその現実を捨て去ることができない。なんとしてでもこの感情をどうにかしなければ。。。
結局のところ、あのブラックサークルの時の激論と同レベルの感情にまで、僕は興奮していました。やはり信用があった分の一種の裏切りは、どうしても許し難かった部分があったと言わざるを得なかったのです。その当時はかなり自分でも動揺していたのでしょう。
何回も自分で自分を弁解しようとはしましたが、人間そんなコンピュータのようなデータ処理はできません。人間まだまだ捨てたものじゃない。理性と本能を超えたこの感情は、おそらく人間だからこそできることだと僕は思います。
どうしても自分だけでは話を片付けることができずにいた僕は直接本人と話をすることになりました。
結局のところ、お互いの意見の中で相手側に非があり、謝罪という形で落ち着いたのですが、この記事を書く今までこれから次どう接していくべきかを考えてしまう自分がいました。
確かに大切な約束を守らなかった相手側には問題はある。だからと言ってあそこまで感情的になる自分も行き過ぎた部分があった。そのなんとも言えぬ複雑な感情が僕の心の中で埋めいていたのです。
僕は一通りの件を終えて一人で考えた時、あのMPの人に教えてもらった言葉がありました。
それは、
どんなに辛いことがあったとしても、一度は必ず許す
ということです。
どうしても自分だけでは整理しきれない部分はどの関係性であれ起こりうることです。だからこそ、そこに一歩立ち止まって「一度許す」ということをしなくてはならないということを思い出しました。
仮に自分がもし相手と逆の立場であったら。
自分のした行いによる一度の失態で、今までのもの全てを失うような事になったら。
それは本当に僕が人としての絆を学んでいないことになってしまう。
誰しも失敗や失態はしますし、自分だってその連続です。今回が相手側であったからと言って、今度自分がその失態をしないという保証はどこにもありません。
本気であればあるほど、それは簡単なことではないのかもしれませんが、
本当の信頼はこの「許す」という行為からスタートするものだと思います。
https://youtu.be/1VzCOz7nt2o?t=12
(こちらのURLからどうぞ!)
路線は全然違うのですが、ぜひとも紹介したくてお話しします。
これはぜひともこの方の話を全部見て欲しい動画です。
これは僕の友人との直接的な関係は全くないのですが、この葉山潤奈さんのYouTubeで元彼の話をしていますが、葉山潤奈さんの最後のお父さんのお話に本当に感銘しました。
彼女は現在、株式会社Joint M's Japan 代表取締役、兼YouTubeでメッセンジャーとして多くの人に向けた「人とのつながり」についてのメッセージを動画で提供する活動をしています。
葉山さんの場合、彼氏さんとのお話ですが、その教訓から学ぶことは数多くあります。僕が衝撃を受けたうちの一人です。
この方のお父さんも、「許す」ということの大切さを教えています。
僕の経験の何倍も強烈な出来事の連続ですが、そこから学べたことは何よりの財産になるのです。
いろんな状況になる中で、本当に他人のために必要なことは何かということを、今回は信頼を軸に学ぶことができました。
この一つのきっかけが繋がり、また人との関係でそれが強固なものになっていくことを切に願います。