empathizeの日記

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2019年の終わり、自分の心の変遷を振り返る

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人生初めて年越しを日本以外の国で迎えることになります。

アメリカは日本より一日遅れていますから、謹賀新年は明後日ということになりますね。

日本各地で忘年会が行われている中、僕は家でブログを書いています。

今年ももう終わるということで、今年の振り返りをしていこうと思います。

 

 

今年は「成人式」からスタートしました。

正式に大人の門をくぐることで、周りの人たちの雰囲気もかなり風格を持つようになって行きました。二十歳を過ぎるともなるとお酒も入り、女性は特に中学生とは全くオーラが違う印象を持ちました。地元の友達は相変わらずでしたが(笑)

 

今年は環境の変化が非常に多かったように思います。

サークルや劇団も引退し、比較的自由な時間が多かった今年一年は自分が住んでいるところ以外のいろんな場所に行ったり、普段会わないような人たちとも交流を持つことがありました。

 

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とりわけ自分の環境を大きく変えたのが「留学」です。

大学生になる時に都心部に上京して環境が大きく変わりましたが、住んでいる「国」が変わるのは人生初めてです。

今まで以上に異国の環境で過ごす経験をさせてもらえました。

英語の勉強や、新しい環境に慣れることもそうですが、短期的ではなく長期的にアメリカで過ごし、ほぼ全てを英語で生活するという日本人からすると珍しい貴重な体験をすることができました。

 

もちろん予想はしていましたが、やはり留学というのは単に英語だけが大変だったというわけではありませんでした。

むしろ英語を日常生活レベルで話すことはすぐに慣れましたが、海外で起こりうる自分にとって想定外の事態になったときにどう行動するかの方が大変でした。

頼れる味方が日本にいた時より明らかに少ないので、自分の身は自分で守るしかありません。

いざとなった時にこそ、いかに自分が自分らしく行動に移すことができるか、この部分を修行する一年だったと思います。

 

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とりわけ大学生活の中で、自分の心の変化も大きかったように思います。

僕はもともと全く強い心を持っていませんでした。

いわゆるガラスのハート、いやもっとかな?カバーガラスくらいのメンタルしか持っていませんでした。

 

僕は大学時代に入るまで、「戦う」ということを知りませんでした。

RPGゲームで敵と遭遇した時に自分の持つコマンドを選ぶのを例えるならば

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こんな感じです。ダサすぎますねw

 

とにかく戦争が嫌いで、できることなら全て事なかれで自分に非がなくてもとりあえず謝るか逃げるか、くらいでしか自分を守ることができませんでした。

しかも僕はHSP気質なので、とりわけ人間関係では敏感に反応してしまう。昔から気が弱いことを自覚し、そのことを自分のコンプレックスとして生きてきました。

 

 

しかし大学時代に入ると、例のブラックサークルに入ることで、今度は「逃げる」という選択肢すら与えてもらえない状況を経験しました。

その時に出会ったたった一人の親友の言葉が僕の人生観そのものを大きく変えてくれました。

「お前が覚悟決めて本気出せば、誰にも負けやしないから。」

初めて聞いた時は衝撃を覚えました。

今までおどおどしていた自分を大きく変えてくれた一言です。

なぜかその親友の言ってくれたその一言が、僕にとっての揺るがぬ自信に繋がったのです。

 

 

それから僕は自分をなめてかかる人に対する戦いに対しては決して逃げないようになりました。

もちろん基本的には戦いなんてしたくありませんし、あまり褒められた話でもありません。けれど自分の守るために必要な「戦い」も確かに存在するのも事実です。

明らかに態度や人としての筋がおかしい時、そして舐めて僕にかかってきた時は、たとえ相手が先輩であろうと毅然と振る舞いました。

「自分の心の持ちようを変えるだけで、ここまで周りの対応も違うのか。」

そう感じました。

 

特にあのブラックサークルにいた人たちの僕を見る目が完全に変わりました。

今まで二言目には「すみません」と言っていた僕が、明らかに正義に反した形で舐めてかかる人に関しては、たとえその議論が朝までかかろうが集団でかかろうが一歩も引く気は無く、完全に相手が参るまで徹底的なまでに強気で戦ったのです。

ここまで自分を変えてくれたのは、間違いなくあのブラックサークルで出会った唯一の親友の存在でした。

 

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しかし、物事の全てを「勝ち負け」で判断できるほど、この世の中は簡単ではありません。自分が生きて行くに当たって、

自分をうまく環境に合わせてコントロールする力

も求められていることを学びます。

社会で生きて行くためには「戦う」「逃げる」の二択ではうまく生きません。自分の居場所を確保するために、その環境にうまく馴染む力も当然必要になってくるのです。

 

それを踏まえて僕はこの留学という環境がそれを学ぶいい機会でした。完全に自分とは違う世界、また違った価値観に囲まれて生活する毎日。海外の人だけでなく、どちらかというと海外に住む日本人の方が大きく当てはまるように感じます。

 

今まで前の記事で書いてきたように、人は様々な価値観を持っており、その全てを共有することは難しいことを知っています。

その中で、自分にとって合わない存在が出てきたときに「戦う」「逃げる」という二つの選択肢しか無ければ今度苦しくなるのは他の誰でもなく自分自身です。

 

大学時代では、たくさんのコミュニティがあって自分にあった場所に自由に行くことができる環境だったので、あまり衝突するということ自体がありませんでした。

しかし会社などのクローズな関係の中で生活をするならば、逃げることも戦うこともできない環境は必ず存在します。そうなった時に自分がうまくその環境の中で対応することができなければ、自分はたちまち自分の居場所を失い、自分の首を絞めてしまうことになります。

 

2020年、新たな年を迎えるにあたって、一番乗り越えなくてはならない課題の一つが、

「逃げる」でも「戦う」でもない、うまく自分が与えられた環境で「こなす」力を身につけること。

 

もちろん自分の強みと弱みをきちんと自覚している必要があります。

そしてうまく「こなす」ことだけが、この社会の中で生きて行く中で必要なことの全てではありません。しかし自分を守るために、ある程度は必要であることもまた事実です。

 

せっかく今もある程度クローズな環境にいますので、この環境をうまく自分のものにしていく。2020年はそれを乗り越える試練に立ち向かおうと思います。

自分にとって一番難しいと思っていることではありますが、僕が社会人になる前に少しでも身につけて置きたいです。

 

他の誰でもなく、自分の身を自分で守っていくために。

 

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