empathizeの日記

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もし自分に全ての権力を失ったときに頼るべきもの

「権力 イメージ」の画像検索結果

地位、名誉、権力、金。

これは人が生きていくために必ず必要なもの。

そして誰しもが持つ社会的承認欲求の表れです。

 

その全てを手に入れたいと思う人の感情は正常で、むしろそれを手に入れるために日々一生懸命働いたり出世したりする。形は人様々ですが、これらの力を全て手放すことは基本的に不可能です。

 

地位や名誉、そして金は生きていくために必要なものだと言いましたが、同時にそれを手にした瞬間に気をつけなくてはならないといけないことがあります。

それは、その力の使い道。

 

人間誰しも地位を手に入れた瞬間に自分を大きく見せたがってしまうものなんです。

特に今まで権力のせいで争うことができなかった上司や権力者に対し、

「それ見たことか」

と言わんばかりに、自分を鼓舞することがあります。

もちろんそんなことをしなくても自分を大事にしてくれる人たちもいますが、世の中そんな全員がいい人であるわけではありません。

人が生きていくためにはどうしても「競争」という側面を感じながら生活していかなくてはなりません。俗にいう「世間体」というのも、その表れだと思います。

 

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しかし人間の本質的な部分はお金や地位だけで語られるほど陳腐なものではありません。

本来、人間とは弱い生き物です。

弱いからこそ、自分を守る一つの手段として、権力やお金を手にし、

自分のアイデンティティに自信を持たせることができます。

けれど果たしてそれだけが人間を測ることができる物差しなのかというとそうでもないと思います。

どんなに権力があって地位も名誉があったとしても、その人の人間性が伴っていなければ、いずれその部分は明るみになり、本当の意味で人がついてくることはなくなってしまう。

 

 

僕は思うんです。

人間が試される瞬間はどんな時だろうと。

それは権力争いでも、そこに行き着くためのうまい身のこなしでもありません。

「今自分が持っている力やアイテムを全て取っ払った時に、どれだけ胸を張って自分を守ることができるか」

これが人間本来の部分で試されていると思います。

「力 イメージ画像」の画像検索結果

 

僕もそうなのですが、表面的でわかりやすいものにはつい目がいってしまいます。

別にお金や権力だけでなくても、

 

LINEの友達が多いとか、

Twitterのフォロワー数が多いとか、

お酒が何杯飲めるとか、

今までの彼女いた人数とか、

どんな大学に通っているとか、

 

冷静に考えれば、「そんなくだらないことを」と思うかもしれませんが、意外と現実を生きていく上でそういったリアルな権力争いはよく見かけますし、話題にも上がります。

とにかくそういったわかりやすいものに人は目が行きがちです。

特に「数字」。これは客観的なデータであり、比較対象としては最も効果的な存在です。それがいいか悪いかは別としても、その事実だけは確かだと思います。

 

そしてその「わかりやすい力」ばかり意識していた人は、もしその力が手に入らなくなったり突然消えてしまった時に共通して簡単に崩れ去ってしまいます。

 

残酷な話ですが、

目に見える力は手に入れることはできても、手放した瞬間から崩れ落ちるまであっという間です。

 

僕の場合、受験の時それが顕著でした。

学校のクラスメイトで模試の成績が良く、夏の模試で一流大学の志望判定でA判定をとる人がいました。当然偏差値も高く周りからは注目される人物に。

しかしその人は「一流大学A判定」という事実に浮かれ、勉強に苦労している人を小馬鹿にしたり、自分は偉いんだという態度になっていきました。

それで油断したのか、本番では全落ち、まさかの滑り止めの大学にも引っかからず現在も浪人中。そんな受験逆転物語の失敗バージョンを僕は直近で見てきました。

その人の態度の変容も凄まじいものがありました。

最初はあんなに得意げにしていたのに、大学に落ちたことで別人のような暗い性格になってしまいました。

 

 

人の権力はいつ失うかわかりません。

だからこそ、謙虚な姿勢を持つことは生きていく上で大事になってきます。

 

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ではもしそういった状況になった時に、自分は何に頼れば良いのでしょう。

「本当の自分を支えてくれるのは”知識”と”経験”だ」

そう思います。

 

わかりやすい力は手に入れることもあれば同時に失うこともあります。

しかし自分で学んだ知識や経験は決して失われることはありません。それは自分にとってかけがえのない財産です。

自分が力を得て、そして失うことで初めて失敗したと感じる。

これも自分にとっての大切な経験です。

「失敗は成功のもと」と言いますが、その成功は失敗という経験を自分で自覚する事で初めて意味をなすと思います。

人のことを言えた身ではありませんが、そうして失敗から学んだクラスメイトも、それが必ずいつか自分のためになる経験をしたと思います。

 

そしてそれを「知識」で頭に残しておくことで、うまく経験を活用させることもできます。

いざという状況になった時に、自分の知識と経験を使ってもう一度やり直すことだってできるのです。

しかしそれに向き合わず常に「わかりやすい力」だけに執着してしまうと、再出発するにも「失敗なんてしていない」という自分のプライドが邪魔をし、取り返しのつかないことだってあり得ます。

 

 

外から得た権力は失うこともあるが、自分で得た知識や経験は誰からも取られることはない。

 

僕はその将来使えるための知識と経験を得るために、今年は「行動する年」にしていきたいです。