empathizeの日記

人の気持ちを理解したい、もっと人と繋がりたい。最高最強の人になる為のブログ

物事のオチを見つけないと、人はなぜスッキリしない?

「オチ」の画像検索結果

 

留学に来てから、日本人は関東よりも関西の人と接する機会が多くなりました。そのためか話のオチをよく使う機会が増えて来ています。

芸人のようなハイスペックなオチではなくとも、話の区切りとしての「終止符」を打つということは、たとえ文章であれコミュニケーションであれ非常に重要なことです。

 

特に文章。

オチの全く見えてこない本や作文などを見ていると、途中から飽きて来ます。

仮に最終まで見たとしても、締めの言葉がないと、「何のためにここまで読んだのかわからない」という気持ちになってしまうわけです。

オチを作るということは文を作ったり人との会話の上でどういう効果をもたらすのかを考えて見ましょう。

 

empathize.hatenablog.jp

 

【話の終着地点を作るための逆算思考】

 

人と話したり、自分の意見を言ったり、それを文章にしたりするときに、必ずよく聞かれるのは、

「結局あなたは何が言いたいのか。」

ということです。

あなたの周りにただひたすらマシンガンのごとく話して、結局何を言っているかわからないっていう人はいませんか?

単純に会話だけを楽しむのならいいですが、自分の主張や意見を相手に述べるときにそれではアウトです。

なぜなら聞く側として、

どこに重点を置いて話を聞けばいいかがわからないからです。

自分の意見が仮にあったとしても何から話していいかが不明確で、言葉の流れが右往左往して内容がまとまらなくなります。

 

対して話の上手な人は、必ず自分が伝えたい最終地点を明確に把握しています

そのゴールを伝えるために、話の中の具体例や体験談、他の情報の引用を用いて人の興味を持たせます。

すでにゴールがわかっているので、そこから逆算するように「この場面ではこの話」「この場面ではこのエピソードを持ち込もう」といった、話のストラテジーを自分で組み立てることができます。

これを僕は文章構成の逆算思考と呼んでいます。

 

関連画像

【文章構成はパズルピースと同じ】

 

なぜ文章構成、または話の構成がパズルピースなのかと言われれば、最終的な話のオチが全体像の絵で、その過程をピース同士で埋めて行くからです。

話す側の人間からすると、話のオチがわかっているのでジグソーパズルの全体像がすでに見ています。

しかし聞く側からするとその全体像はまだ見えません。話を進めていくにつれ、少しずつピースを埋めていくことで最終的な絵を見せることができるんです。聞き手からすると、「そういうことだったのか!」と一つの絵の作品を見て感動します。

つまり、パズルのピースが話すエピソードの一部で、全体像が話のオチになってくるわけです。

 

逆に考えて見てください。話のオチを自分で決めていないということは、ジグソーパズルの全体図を把握していないままピースを無理やり繋げていることになります。そうすれば本人は何を伝えてたらいいのかわからなく、聞く側からすればただ混乱を招くだけですよね。

だから話のオチどころを決めておくことで、この人は結局何を話したかったのかがわかりやすくなり、聞き手もスッキリするんです。

 

 

【動画からでも、文章構成を学べる】

 


【漫画】ドイツに来て学んだこと5選/5 Things Normal in Germany that will Confuse Japanese【マンガ動画】

 

最近YouTubeで教育コンテンツの中でも人気の「フェルミ研究所」。今では186万人の登録者数を持つ人気YouTuberです。

このチャンネルでは日常で起こりうるあるあるを、漫画形式で◯選といったようにまとめて紹介しています。

そしてこのチャンネルの一番興味深い部分が、動画の最後にこの動画の教訓を格言のようにして締めくくっているところです。

このように最後に一言格言を残すことで、

「この動画からこのようなことを学ぶことができた」

「最後のオチから、この話をより価値あるものとして理解できた」

といった気分になれるんです。しかもそれを漫画形式で面白おかしく紹介しているところが、このコンテンツが人気たる所以でしょう。

 

 

【まとめ】

 

話の持って行き方がうまい人は共通して、自分が話そうとしている内容の全体像をすでに把握できています。

最終的なオチを作れるということは、全体構成を考えたうえで自分が今まで話したことの全てを一つに集約する力が必要になってきます。

つまり、要約力です。

要約力を身につけるためには意見や話の物事を客観的に分析する必要があるので、単純に自分の意見を伝える以上に難しいことです。

しかし、あらかじめオチの部分を作っておけば、ある程度の構成は自分で作ることができるようになってきます。

要約することができる人が上手なオチを作れる人で、その人が最終的に「話のうまい人」という位置付けになります。

 

このブログでも同じですね。

毎回自分の中でオチを作ってから、このブログを書こうと常に考えるようにしています。オチが全くない状態で2000文字くらい文章を書いていても全くしっくりきませんから。

 

今回のオチ:このブログのオチを1日中考えたけど、いいものが思いつかなった。