empathizeの日記

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「自分軸で生きる」と「自分勝手」はちがう

「自分軸」の画像検索結果

 

「好きなことで生きていく」YouTuberのモットー。

「集団意識に流されるな」Twitterのツイート。

「定年退職の時代はもう終わった」合同説明会で聞く言葉。

 

 

このように今の世の中は、「何かに所属する自分」から、「自ら切り開く」時代にシフトしてきています。

そして令和に突入した今は”個”の時代。

自ら考え、実践し、物事の思考を多角的に観ていく必要があります。

 

そしてもう一つ今大きく変わってきていることは、

他人軸の生き方から自分軸の生き方を勧める時代にシフトしてきたことです。

日本はとりわけ、他人との集団意識を重きをおいて、みんなと合わせないといけないという同調意識を持って生活してきました。

 

 

しかし時代が変化するにつれて、物事全ての固定観念をもう一度おさらいして、

「本当にこの世の中のあり方が正しいのか?」と考える人たちが増えてきました。

「自分軸で生きる」というのはまさに今の時代ならではのマインドだと感じます。

 

しかし、その「自分軸」で生きるというスタイルにも大きな問題が潜んでいるのです。

果たしてみなさんは、本当の意味での「自分軸」を達成できているでしょうか。

 

empathize.hatenablog.jp

 

【自分軸と自分勝手は違う】

 

タイトルにもあるように、この「自分軸」と「自分勝手」は全くもって違います。

言葉の違いを見れば言われるまでもないと思うかもしれませんが、いざ実際の生活に当てはめてみるとその差は極めてシビアです。

 

改めて、この二つの言葉の違いを説明します。

 

自分軸とは、自分の中にある「核」が存在し、他人の意見に安易に流されず、自信を持って一人でも突き進んでいける軸のこと。

自分勝手とは、他人の配慮や意見を無視し、「自分さえ良ければそれでいい」と傲慢な状態になること。

 

こうして文字にしてみると全然意味が違いますね。

では実際の生活で当てはめてみてはどうでしょうか。

 

「自分軸」の画像検索結果

 

例えば、グループのディスカッションでお互いの意見を共有する時に、

「僕はこう思います!何故ならばOOがあって、、、」

と話が進んでいる中、

「それは違う。あなたの意見は間違っている。俺の考え方こそが正しい。」

と周りの空気をピシャリと凍らせた上で、僕は絶対にこの意見は曲げないと意地をはる。

 

これは「自分軸」と「自分勝手」のどちらでしょうか。

 

もちろん、「自分勝手」の方ですよね。

自分の意思を強く持つところまではいいのですが、他人の意見を否定し、ほかの情報は全て間違いだと断定しているところが、他人の配慮をしない自分勝手な部分です。

 

 

対して「自分軸」の人の意見はどうでしょうか。

「なるほど、確かに君の意見はいいね。だけど僕は違う側面の意見もあってOOだから、この部分を取り入れてもいいと思うな。」

こういった言い方を言える人は、自分軸を持っている人です。

ただ他人の意見に流されて終わりではなくて、他人の意見を否定せず、かつ自分の意見も受け継いでいる。

 

本当の意味で「自分軸」を持つのは、他人のことをよく理解し協調性がある人です。

 

「自分軸」で生きると言われると、どうしても「自分中心に生きる」というイメージを持ち、集団を好まない人のことを連想するかもしれません。

しかし本当に「自分軸」で生きていける人は、このように他人の人との連携もうまくとることができ、「自分勝手」な部分は存在しません。

 

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他人を知れるからこそ、自分の軸をブレずにいれる。

他人のことを考えずして、自分軸を形成することは出来ないのです。仮に独りよがりで自分軸が形成できたとしても、その人はいずれ仲間が自分の元から消えていき、「一人」から「独り」になってしまいます。

そんな悲しい生き方はしたくないですよね。

 

 

 

【終わりに】

 

ここまで話してきましたが、僕はまだまだ「自分軸」を形成できていない存在です。

それだけ自分で律する力や、他人との上手な付き合い方をマスターできずにいます。

しかしこれは僕だけではなくて、みんなが多かれ少なかれ感じていることだと思います。

 

自分軸を手に入れたと思っていても他人からすればただの自分勝手な人と思われることも0ではありません。

人間関係の難しさはこういったところにあります。

けれどせっかく「自分軸で生きる」ことができるようになりつつあるこの世の中です。

全てを他人に支配されるのではなく、「自分勝手」にならずに「自分の軸」というアイデンティティを大切にしましょう。

 

本当の意味の「自分軸」、憧れます。