empathizeの日記

人の気持ちを理解したい、もっと人と繋がりたい。最高最強の人になる為のブログ

「議論の場」を個人の意見ぶつけ合い大会 に私物化している件

「分かったつもり」の画像検索結果

「なるほどね〜、その意見は面白いね」

「あーはいはいはい、そっかあ」

 

会話の呼応としては便利な言葉ですが、実際に物事の本質を捉えて理解している人たちが非常に少ないと感じています。

人に何か説明する時、

逆に人から説明を受ける時、

そのことに対する理解と認識はどれほど精査されたものなのか。

 

ノリや雰囲気で「なんとなくこんな感じ」といった、

いわゆる「認識の同調」が後を絶たず、細かい部分の内容を推敲しないままになんとなくの意見として終わってしまう。

特に学生間同士のコミュニケーションの希薄さに危機感を覚えます。

 

その論理に説得力があるのか、

自分の意見をただ押し付けて価値観をぶつけているだけではないのか、

そういったことを今回は一度立ち止まってみて行きましょう。

 

empathize.hatenablog.jp

 

カタカナ多用すれば賢いと勘違いしてる問題

学生同士で、自分の意見を出し合う形のディスカッションを行う機会は多くあります。

特にこの時期は就活シーズンで、一つの解決に向けた話し合い、いわゆるグループディスカッションを行う機会も増えてきています。

その中で、みていて目に余るのは「カタカナ中毒学生」

カタカナを多用していればそれなりに賢く聞こえると勘違いしているパターンです。

 

意外と中途半端に高学歴の人たちにありがちかと思います。

「私のコンセプトは、〇〇といった顧客にサービスし、△△にアファーメンションをとることでシナジー効果を生むことができる....といったデータをシェアして行きたい」

「頭が悪い 学生」の画像検索結果

 

おいおいおいおいおい何いってんだこの人wwww

せめて日本語喋ってくれよww

 

実際ここまでの人も珍しいですが、Theカタカナ大好き学生と合う機会がありました。特に留学する日本人はまさにこの傾向にあります。

議事録的にまとめたノートに書いてあるのをみたことがありますが、これで「自分はできるんだ」と思っているから恐ろしい話です。

就活生でこんな面接をされたら人事の方は笑ってしまうかもしれません。

 

これの何が問題なのかというと、

「本人自身がその言葉の意味をきちんと把握していない」

ことにあります。

 

実際に僕が質問で、

「そもそも議事録にコンセプトと書いてありますが、何に対して、誰を目的としたコンセプトなのかをわかりやすく教えてもらえますか?」

といった瞬間、その人は黙り込んでしまったのです。

そんな基本的なことすらも理解せず、ただなんとなく伝わるだろうという曖昧な気持ちでその言葉を書いてあったということが浮き彫りにされました。

 

まずその言葉を発言もしくは記載するときに、

どういった意図・経緯でその言葉を使用するにあたったのかを本人がしっかり把握し責任を持つこと

これが何よりも大切だと感じます。

 

 

意見を言えばいいってもんじゃない

 

グループディスカッションとかで非常に大切な話にもなると思いますが、

自分の意見をただ言いまくればいいって話ではありません。

 

複数人で話し合いをするときに意識しなくてはいけないのが、

「問題解決に対する最適解」

これを第一の目標にしないといけません。

 

しかし、ときに

「この人の発言量が多くてよかった。」

「この人はあまり発言していないからもっと主張すべき」

といった、議論の質ではなく量に意識ばかり向かってしまい、

誰が一番たくさん発言したかを競うゲームになっている人たちが非常に多く存在します。

 

はっきりいって不毛です。

話の筋もまとまりもない状態で、

「私はこう思う!もっとこうしたほうがいい!!」

といったただの意見押し付け大会が始まってしまっては議論をするという価値を失ってしまいます。

 

何かを解決をする問題について議論をするとき、

①まず自分はこういった意見を持ち

②自分なりの解決法を示した上で自分の主張の優位性を証明し

③自分の主張の前後で問題がどう作用するのかを精査

このステップを踏んで違いが意見を出し合うことで、議論の質は向上します。

 

ただ自分はこう思うというのはあくまで一意見であり、本質ではありません。

議論の場は決してマウント合戦ではないので、いかに問題解決に貢献できるかに意識を向ける必要があります。 

自分の持つ意見と周りの主張を加味した上で、最終的に意味のある議論に発展していきます。

 

「わたしは/僕はこう思う」という意見をいうだけでは、議論としてのレベルはあまりにも低すぎます。

 

まとめ

 

議論の場において、

・ダラダラ話す

・難しい言葉ばかり多用する

・結論が見えてこない

・自分の主張に固執する

こういった人は基本的に全て論外です。

論外ですが、意外にこういう人たちが存在しますしよく見かけます。

 

議論する時間あくまで限られているので、

なるべくゴールまでの道のりは最短にするべき。

そう考えたときに自分の主張は「結論を念頭におく」意識を忘れてはいけません。

 

自分の意見に固執して他人の意見を否定してくる人たちに共通しているのは、

自分に自信がなく、そのことをひた隠しにする臆病者です。

基本的にそんな人の意見に価値はありません。

 

一見主張が強く正論に聞こえるものでも、冷静に考えれば勢いに任せた人もいれば、全く的を得ていない人もたくさんいます。

そういった人たちに流されないというのも、一つの教訓です。

(実際僕もこれに関してかなり学ばされました)

 

結構煽り記事になってしまいましたが、社会人の方とお話しをした所、僕以上に厳しい指摘をしていたのでやっぱり現実はそうなんだな、と感じました。