人間力を高める最強のバイブル「メタ認知力」に迫る
僕自身一番手に入れたいと渇望している力、「メタ認知能力」
人と接している時、作業効率や成果を上げたい時、自分を見直したい時。
全てにおいてこの「メタ認知」という力は僕たちを生きやすく成長させてくれる存在です。
社会人になればいろいろな理不尽なことに遭遇し、その中でも自分を律して頑張らなくてはいけない瞬間は出てくると思います。
僕は小さなことが起きただけでも数日間引きずってしまうなど、社会で生きるには不向きな性格です。
そんな自分を根本から見直して少しでも前に進めたいと思って出会ったのがこの「メタ認知」でした。
メタ認知が実際にどのような効果があり、私たちに影響するのかを見て生きましょう。
メタ認知って何?
そもそもメタ認知とは何か、ご存知でない人も多いと思います。
実際僕も最近知りました。
「メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、つまり「認知していることを認知する」ことです。
これはアメリカの心理学者ジョン・H・フラベルが定義した概念で、元々は認知心理学で使われていた用語でした。
メタ認知の「メタ」は「高次の」という意味があり、
自分が認知していること、記憶や思考を「高次の」視点から認知しようというのが、メタ認知の基本的な概念です。
例えば人に理不尽なことを言われた時、
「なんでこんなことを言われなくちゃならないんだ」
といった怒りを感じるはずです。
そういった感情を抱くことはむしろ当然で、その感情を制御してしまうと過度のストレスがかかってしまいます。
そういったときにこそ、メタ認知の力を発揮します。
ただ怒りをぶつけるのではなく、
「ああ今の自分は怒っているな」と客観視することで自分の立ち位置を認識します。
メタ認知力が高い人は感情に支配されず、冷静な判断で選択肢を増やすことができます。
どうしても感情が高ぶってしまうときに、安倍総理も国会のヤジの時に活用しているそうです。
メタ認知の効果
実際にメタ認知力を高めるとどういった効果があるのか、簡単にまとめました。
- 提案力の向上
- 集中力の向上
- 感情コントロールが上手くなる
⑴ 提案力の向上については、物事を俯瞰する力が身につくので、問題解決を図る時に立体的に施行することができます。その場の感情や雰囲気に流されず、本来解決すべき本質を見極めることで提案する力も向上します。
⑵ 集中力の向上では、自分にとっての必要のない情報を捨象し、物事を見極める判断力がつくので、無駄がなくなります。無駄を減らすことによって実際の時間も濃密なものになり、集中力も高まるのです。
⑶ 感情コントロールについては一旦冷静になれるポイントを作ることによって感情に流されない自分を作ります。人に説明するときも感情論ではなく、論理をきちんと通すことによって説得力も増します。
このようにメタ認知力をつけることによって仕事をはじめとするあらゆる能力を最大限に引き上げることができるのです。
この存在を学生のうちに知ることができたこの環境に感謝しています。
心のノートを取り出す
実際にどういう風にメタ認知力をつければいいかを調べたところ、やはりそんな神業のごとく瞬間で伸びる方法はありません。
日々の意識の努力の積み重ねによって初めて手に入れられる力だということを再認識しました。
しかし、訓練する上でも効果的な方法はあります。
それは、自分の感じた感情をノートに書き出すこと。
なぜ自分は楽しいのか、怒っているのかを因果関係をつけてノートに書き出します。
慣れてきたら実際のノートではなく心のノートに記入します。
そうすることで、自分の認知していることを記入し、自分でもう一度見返す機会を生みます。
たとえば自分が怒っている時、なぜ自分が怒っているのかを書き出すことでその怒りに因果関係があるのか、ただその場まかせで感情的になっているだけなのか、自分で分析することができます。
今まで人の怒りを分析したことはあっても自分の怒りに関して客観視してきたことはなかったのでとてもいい発想です。
自分の感情をコントロールし、本来の自分のパフォーマンスを取り戻すことで自分にとっても余裕が生まれる。とてもいい循環ですね。
まとめ
メタ認知を知るきっかけになった動画がこちらです。
【社会人必須】ビジネスマン最強スキル「メタ認知力」を会得する
ビジネスにおいてだけでなく、実生活でも大いに役に立つと感じました。
こんな有益な情報をYouTube上で無料で見られるなんて、僕たちは本当にいい時代に生まれてきました。
メタ認知力を上げることで、これからの自分のパフォーマンスを最大限あげる様に、実践あるのみですね。