empathizeの日記

人の気持ちを理解したい、もっと人と繋がりたい。最高最強の人になる為のブログ

Official 髭男dism 【Pretender】はあなたに何を伝えたい?

 
君とのラブストーリー それは予想通り
いざ始まればひとり芝居だ
ずっとそばにいたって 結局ただの観客だ
感情のないアイムソーリー それはいつも通り
慣れてしまえば悪くはないけど
君とのロマンスは人生柄 続きはしないことを知った
もっと違う設定で もっと違う関係で
出会える世界線 選べたらよかった
もっと違う性格で もっと違う価値観で
愛を伝えられたらいいな そう願っても無駄だから
グッバイ 君の運命のヒトは僕じゃない
辛いけど否めない でも離れ難いのさ
その髪に触れただけで 痛いや いやでも 甘いな いやいや
グッバイ それじゃ僕にとって君は何?
答えは分からない 分かりたくもないのさ
たったひとつ確かなことがあるとするのならば
「君は綺麗だ」
誰かが偉そうに 語る恋愛の論理
何ひとつとしてピンとこなくて
飛行機の窓から見下ろした 知らない街の夜景みたいだ
もっと違う設定で もっと違う関係で
出会える世界線 選べたらよかった
いたって純な心で 叶った恋を抱きしめて
「好きだ」とか無責任に言えたらいいな
そう願っても虚しいのさ
グッバイ 繋いだ手の向こうにエンドライン
引き伸ばすたびに 疼きだす未来には
君はいない その事実に cry そりゃ苦しいよな
グッバイ 君の運命のヒトは僕じゃない
辛いけど否めない でも離れ難いのさ
その髪に触れただけで 痛いや いやでも 甘いな いやいや
グッバイ それじゃ僕にとって君は何?
答えは分からない 分かりたくもないのさ
たったひとつ確かなことがあるとするのならば
「君は綺麗だ」
それもこれもロマンスの定めなら 悪くないよな
永遠も約束もないけれど
「とても綺麗だ」

 


Official髭男dism - Pretender[Official Video]

 

メジャーデビューからわずか1年ほどで、

バンドシーンの最前線に躍り出たOfficial髭男dism、通称・ヒゲダン。

月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』の主題歌となったメジャーデビュー曲

「ノーダウト」は YouTube再生数が1800万回を突破、

USEN J-POPチャートでも1位を獲得。

 

そんな彼らが、5月15日に最新シングル『Pretender』を発売した。

タイトル曲は先行配信がなされており、

Apple MusicではリアルタイムランキングJ-POP部門1位、

iTunesではトップソングランキングJ-POP部門1位、

総合3位を獲得するなど各種音楽チャートでも好調。

 

ドラマに続き映画『コンフィデンスマン JP』の主題歌として

書き下ろした楽曲とあって、映画の公開と併せて一層の盛り上がりも期待される。

(引用 https://realsound.jp/2019/05/post-361915.html      )

 

 

気がつけばつい口ずさんでしまう曲「pretender」

この曲のどこに視聴者は心を打たれ、共感したのか。

完全に個人主観で紐解いていきます。

ドラマに続き、映画の主題歌も任せて頂き光栄です。
夢の中で「あっ、これは夢だ。」と気付く事ってありませんか?
自分を騙し切って、夢の主人公を続けたいのに、夢だってまだ気付きたくないのに、叶わない。そんな寂しさと、儚さが、
この映画に隠れているのを見つけた気がしました。そして生まれたのがこの「Pretender」でした。
苦悩と幸せが交錯する、そんな不思議で綺麗な曲が映画『コンフィデンスマンJP』とのコラボで生まれた事が本当に嬉しいです。


https://pretender.ponycanyon.co.jp/Official髭男dismより 

この歌詞に込められた「pretender」は、英語で直訳すると「何かのふりをする人」

となります。題名からして「偽善、詐称」の意図が組み込まれています。

これの映画の内容にも絡んできますが、

どんなことにも見るものすべてを信用してはならない

というメッセージが込められています。

「pretender 歌詞 意味」の画像検索結果

 

empathize.hatenablog.jp

 

もっと違う設定で もっと違う関係で
出会える世界線 選べたらよかった
もっと違う性格で もっと違う価値観で
愛を伝えられたらいいな そう願っても無駄だから 

 単なる二人の関係性の価値観の違い、すれ違いによるものなどではなく、そもそも選択した世界そのものが偽物だったことを謳っています。

「そう願っても無駄だから」という一言が、この歌詞の中の一つのキーワードにもなるでしょう。

 

誰かが偉そうに 語る恋愛の論理
何ひとつとしてピンとこなくて
飛行機の窓から見下ろした 知らない街の夜景みたいだ
自分のことをわかっているわけでもなくやたらと恋愛論を語る人は多いですよね。
他人が語る恋愛の世界は自分からしたら空虚な、味のない、綺麗なだけの景色にしかならない。
確かに恋愛の世界は全てが美しく綺麗なものばかりではない。そんなに綺麗にまとまった産物ではないことを、私たちは知っています。
 
グッバイ それじゃ僕にとって君は何?
答えは分からない 分かりたくもないのさ
たったひとつ確かなことがあるとするのならば
「君は綺麗だ」
自分が思い描いていた想像=夢と、現実のギャップはどんな状況であれ、
必ず起こり得ることです。
自分にとってのあなたは誰なのか、「僕にとっての君は何?」という歌詞から、おそらくいろんな角度から探してきたのでしょう。
 けれども永遠に答えは見つからない。
形にならない、考えても先に進めない恋愛こそ、一番苦しいものです。
そんな中、ただ一つだけ 「君は綺麗だ」
それだけがわかればいい。
人は知りたくないことがたくさんあります。
知ってしまうことで傷ついてしまうことがある。
傷つくことが怖いのです。ならばいっそう「綺麗」なままでいい。
 
夢を求める理想と、それが叶わない現実とのギャップを描いているかのように感じ取れます。

 

empathize.hatenablog.jp

 

人の夢と書いて「儚い」と読む。

夢と気づきたくなくてもそれは叶わないことが何よりも寂しく儚いことだと、この歌詞から伝わってきます。

何が正解で何が違うのかの境界線もだんだんわからなくなってしまう。

そうしていつしか自分を「偽って」でも何かを得たいと思ってしまう、おそらく誰にでも経験したことがあると思います。

何もかも綺麗な理想形で終わらせられるほど、この世界は優しく作られていません。

そういった思いも、この曲には込められているのではないでしょうか。