新領域の世界、価値観の融合と衝突
皆さんはRPGのゲームをしたことはありますか?
ゲームを進めていくと、色んなダンジョンを攻略していきます。
その過程で、今まで見たことのないような世界を目にすることでしょう。
自分が新しい世界に踏む込む時、
環境が変わって自分の居場所が変化するとき、
今まで住んでいた世界が大きく一変することでしょう。
それに感じる期待と不安、
時にはその環境に押しつぶされてしまうときもある。
価値観とは、自分にとっての成長を促すものと、自分を不安にさせる両方の側面を持っています。
今回は、自分が新しい価値観の世界に触れた時に、何をするべきなのかを精査していきましょう。
新たな価値観はRPGの新境地
皆さんは、小学校、中学校、高校、大学、社会人と色んなステージで生きてきました。
そして、上京をして、場所が変わることで新しい環境に身を投じることもあります。
僕たちが生まれた最初の土地を「初めの地」とすると、そこから瞬く間に新しい世界、環境、そして価値観があなたの目の前に現れます。
僕は高校卒業まで田舎で育ってきたため、東京などの都会の世界に触れる機会がほとんどありませんでした。
大学に入って都内私立の大学に進学するために東京近郊に引っ越し、そこで僕は自分の目を疑いました。
「なんだこの近未来的な世界は、、、、」
そう、僕は東京の圧倒的な都会感に驚愕を覚えたのです。
環境が変わり、今までの常識は全く通用しない。
電車の数も違うし、中学生からメイクをしている女子たちも当たり前に存在している。
見るもの全てが真新しかったのです。
ここで学ぶべきポイントは、
自分が見てきた世界が変わった時、その人の価値観もそれに準じて変化していく
という点です。
周りの「普通」は、のちに自分の体を次第に順応させ、自分にとっての価値観はその土地の「普通」へと近づいていきます。
新たな価値観を手に入れるというのは、自分にとっての普通の概念を大きく覆して行く。
「若い子には旅をさせよ」という諺があるように、
自分にとっての価値観を大きく変化させて行くことによって、自分にとって普通だった世界線を大幅に成長させることができるんです。
RPGのゲームで新たな世界に飛び込み、新しいアイテムを手に入れ、仲間を増やし、自分のレベルを上げて行く。
この仕組みが、私たちにとっての、普通の概念の超越だと感じています。
価値観の付与だけが成長ではない
またゲームの例えで恐縮ですが、
RPGのゲームでダンジョンを攻略して行くときに、必ず現れるものがあります。
そう、敵の存在です。
自分がレベルアップして行くとともに、それに応じたレベルの相手が必ずと言ってもいいほど立ちはだかります。
これが、自分が超えるべき壁なのです。
現実世界でも根本は同じです。
たとえ敵の存在が人間でなくても、自分に与えられた試練や、新しい価値観を持った集団。
それによって今まで自分が積み上げてきたものが通用しなくなってくることもあり得ます。
価値観を新しく与えられたときに、自分が大きく成長できる相手もであると同時に、自分の存在かちを揺るがす敵対の存在でもあるんです。
だからこそ、簡単にその価値観に飲まれるということはできないし、今までの自分の価値観を否定することは自分を欺いているような感覚にもなります。
なかなか新しい環境に馴染めない理由はここにあるのではないでしょうか。
仲間にするか、敵を倒すか
これは難しいところですが、
新価値観を受け入れたい時と受け入れ難い時の両方が存在しますよね。
自分にとって、この価値観は成長を促してくれるのかどうか。
実際にどうやってその選別をすればいいのでしょう。
僕の一つの解決策としては、
一度全て受け入れてみることです。
ただし期間は3日までと決めておく。
その価値観を受け入れて3日経ってもその価値観に納得できないのであればその場から静かに離れてみましょう。
いくらその価値観が大きな影響を与えるものであっても、自分に馴染めないのであれば撤退するのも一つの方法かと思います。
ゲームの選択肢でも「逃げる」というコマンドが必ず存在しているのもその理由です。
一旦試しに入れてて、3日経っても無理だなと判断したら無理に自分を集団に合わせる必要はありません。
まずは自分のケアが大切です。
終わりに
価値観を手に入れるというのは、
「新しいダンジョンに足を踏み入れること」
新たに手に入れる成長もあれば、それによる衝突もある。
それを自分の力で取捨選択していく必要があります。
今の時代、自分で職業を選べ、転職も主流な時代にシフトしてきました。
自由度が増えてきているからこそ、自分で判断しなくてはなりません。
私たちの住む世界は、夢の可能性を持っているRPGです。
そしてそのフィールド上に僕は存在している。
その経験を生かすのも殺すのも自分です。
これから楽しい「価値観」という冒険に出かけて見ませんか?