empathizeの日記

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お金の仕組みを知りたい。稼ぐって何?その1

僕が思う”お金を稼ぐこと”について話していければと思います。

今回は一年前に出会ったとある人との出会いについてです。

長文故、ほぼ無編集で書き連ねていきますがご了承ください。

「お金」の画像検索結果


「お金」とは、誰しもが欲しい対象物、一つの夢です。
そしてこれも共通であることは「楽をしてお金を稼ぎたい」ということ。
お金を稼ぐというのは単純に金銭的価値による稼ぎではないということだと考えます。
例えば時給1000円のバイト先がある現場で精神的にも肉体的にもきついバイトと、時給950円職場環境も良く、自分のやりがいの仕事を持てるバイト

 

あなたはどちらを選択しますか?


単純に金銭的な話だと時給1000円の場合8時間働いたら8000円、

対して時給950円ならば7600円。約400円ビハインド。

一見すると前者の方が稼げている感じがします。

しかし実際にはどうでしょうか。

確かに収入は前者の方が稼げていますが、同時に自分のメンタルやスタミナの減り方が圧倒的に多いのです。簡単に言えばそこの現場で働くことは“続かない” これがお金を稼ぐ上での留意すべき点の一番のポイントだと思います。

バイトの多くは、自分にとって何かしらのやりがいを感じない限り、

大抵の時給は割りに合わないものだと考えます。

あくまでお金だけのことを考えたらですよ(笑)

あれだけ身を粉にして働いた対価が数千円となると、なんかしょっぱい気もします。

というか全然足りないというのが正直なところです。

これだけ働いたからせめて10000円はくれよと心の中で思ったこともあります。


ある程度いろんなバイトをして自分は思いました。

というよりほとんどの方達が一度は思ったことだと思います。

“もっと楽に楽しくお金を稼ぎたい!”と

とは言っても、実際に楽してお金を稼ぐ人は本当に一握りなのも事実です。

むしろ世間的には、

“社会を知らなさすぎる”“それは甘えだ”

そう言った意見が飛び交うこともあるでしょう。


確かにお金を稼ぐことは大変です。

時には自分のなんかを犠牲にする必要もあります。

それでも皆一生懸命働いている、、、


僕はそれを見て「やっぱり社会人はすごいな」と常々感じます。
しかし同時に、

「ここまでして働かないとある程度のお金を稼ぐことはできないのか?」

ということも感じました。
そして最終的には

「そもそも稼ぐってなんだろう」

という哲学的なことまで考えるようにもなりました。

僕は「お金」を稼ぐことそのものに興味を持ち始めたのです。

 

 

ある日のことです。

その日僕は派遣の仕事でとある現場で働いていました。

1日の仕事が終わり、さて自宅に帰るかと思った時に、一人の男性に出会いました。


その男性と現場でペアワークをしていて、

「仕事帰りによければ一緒に帰らないか」

という流れで僕はその人と二人で帰ることになった、という経緯です。


その方は30歳くらいの方ですでに結婚もされていました。

結婚式帰りでそれに急遽必要だった資金を稼ぎに来たというお話をされて少々びっくりしましたが(笑)

帰りのバスでその男性から本当にいろいろな話を聞かしてもらったことを今でも強く覚えています。少しばかりここで皆さんに二人の話を共有したいと思います。

 

その男性は今コンサル業務で起業していて今までに何千人という顧客と面談をしたとか、、、僕はその話を聞かされた瞬間からすでに衝撃を受けました(笑)。


けれどその男性の過去は起業するとは全くの無縁の生活を送っていたそうです。

果たしてその方はどんな過去を過ごされていたのか。

「貧困」の画像検索結果


男性という名前表記では申し訳ないので、仮にMさん(仮名)としましょうか。

Mさんはもともと演劇の俳優になりたくてはるばる地元から上京しました。

俳優になるために高校は専門学校に行き、卒業後フリーターでお金を稼ぎながら俳優の夢を掴むべく、まずは芸能プロダクションに入るために演劇の養成所に通っていたそうです。

そこでの日々は大変だったと語っていましたが、自分のやりたいことを全力でできるその環境が自分にとってすごく幸せな時間だったそうです。

二年間そこの養成所で基礎を学び、その後めでたく芸能人プロダクションに採用されました。これから俳優としての人生を歩む言葉では言い表せぬほどの大きな一歩をつかんだ瞬間です。

しかしここからMさんにとって堪え難い不運が襲います。

突然の急病によりMさんの母が病院に救急搬送され、母は寝たきりの生活を強いられるようになったのです。

Mさんは母親の看病につきっきりで、次第に自分のしたい時間が取れなくなっていったそうです。さらに追い打ちをかけるように父親の経営している会社が倒産し、Mさんの家庭の収入源のほとんどを失うことになってしまいました。
その当時、Mさんに残されていた貯金は

たったの“41円”
人生終わったんじゃないか、と絶望の淵に立たされた気分。


俳優業で生活を支えられるだけの稼ぎもない、

母親は寝たきりで看病、

父親の会社は倒産、

膨れ上がる不安と苛立ち、

そして借金、、、


夢、希望、お金、権力全てを失ったという感情に苛まれ、

今の自分にはどうすることもできない、

一体自分は何のために生きているのか自問自答する日々が続き、

しまいには自分の夢であった俳優の仕事も諦め、

半年間ニート生活をすることになりました。

怒涛な人生を経験された方だと僕は思いました。

これほどまでに不幸が積み重なることがあるのかと、

決してMさんは何も悪くないのにと感じながらその話を傾聴していました。

自分がもし残された貯金額が41円しかなかったらどうするんだろうと考えさせられます。

Mさんは一体どうやってこの状況を打破して今に至ったのか非常に興味が湧きました。

 

その2に続く、